歌舞伎界のプリンスと言われ、今大人気の中村隼人ですが、その生い立ちは一言で言えば豪華。
それは中村隼人の家系図を見ると分かるのですが、親戚の中には銀幕のスターと言われた時代劇の俳優さんもいました。
今回は、中村隼人の家系図を元に、父親や母親、姉について紹介していきます。
また、東京で育った中村隼人ですが、生まれは鹿児島。
家系図だけでなく、中村隼人の出身地の秘密にも迫ります。
中村隼人の家系図が壮大で豪華
まずは、下の3代目中村歌六に始まる家系図をご覧ください。
テレビのニュースでも話題になり人間国宝にもなっている豪華なビッグネームが並んでいますよね。
400年の歴史を持つ歌舞伎は現在およそ300人の歌舞伎俳優たちに演じられていますが、およそ30ほどの一門からなっています。
中でも「中村姓」を名乗る一門は「市川」や「坂田」、「尾上」、「片岡」、「松本」と並んで名門の一門であり、歌舞伎界でも中心的な役割を果たしてきました。
次に中村隼人に近い親族の家系図を見てください。
この家系図は、日刊スポーツで従兄の中村萬太郎の結婚報道がされたときの家系図です。
テレビでお馴染みの2代目中村獅童は、中村隼人のお父さんと従弟だったのですね。
2代目中村獅童のお父さん、初代中村獅童の左に写っているのが、昭和映画のスーパースター、萬家錦之介で、萬家錦之介の左に映っているのが多数のドラマ、映画に出演した弟で、名優の中村嘉葎雄です。
下の写真は、宮本武蔵を演じさせたら萬家錦之介以外に考えられないと言われた東映の「宮本武蔵」シリーズの写真のワンカットです。
萬屋錦之助が主演したドラマ「子連れ狼」も当時、すごく話題になりました。
下の写真がこのドラマのワンショットです。
しかし、中村隼人を含め中村隼人のまわりの多くの歌舞伎俳優の戸籍上の名前は中村ではありません。
正式には、戸籍上の名字は小川なのです。
「中村隼人」という名は、名跡(みょうせき)といって、代々受け継がれていく名前なのです。
歌舞伎界でのキャリアや功績が大きくなると名跡は変わっていきます。
もうひとつ歌舞伎界で特徴的なことがらのひとつに屋号があります。
中村隼人が舞台に登場すると、観客たちは、中村隼人とは呼びません。
「萬屋」(よろずや)と呼びかけるのです。
これは、格式の高い歌舞伎役者を名字や名前で呼ぶのは失礼であると江戸時代の人々は考え今でも屋号で呼びかけるようになったのです。
屋号は、どちらかというと誰から歌舞伎役者になる稽古や指導を受けたのかを示す呼び名で、親から稽古を受けてきた場合には親と同じ屋号で呼ばれるわけです。
中村隼人の屋号、「萬家」の家紋は下の写真のとおり「桐蝶」(きりちょう)になります。
正に中村隼人は立派で豪華な親族を持つ家に生まれたのであり、「歌舞伎界のプリンス」と期待されるのは、当然なことかもしれません。
中村隼人の父親・母親・姉はどんな人物?
それでは、中村隼人のお父さんやお母さん、姉妹はどんな人なのかをご紹介しましょう。
中村隼人の父親は二代目中村錦之助
中村隼人の父親は、4代目中村時蔵の次男として生まれた中村錦之助。
父親、中村錦之助が襲名したときの写真が次のとおりです。
端正な顔立ちやスマートなスタイルは正に歌舞伎役者にイメージにぴったりで、歌舞伎役者としてだけでなく、NHKの大河ドラマや江戸を舞台としたドラマにも数々出演してきました。
叔父が萬家欽之介や中村 嘉葎雄であったことから中村隼人の父親、中村錦之助も歌舞伎のみでなく、映画やドラマも比較的身近に感じていたのかもしれませんね。
中村隼人の母親は美人な一般人
歌舞伎の世界では、近親者との婚姻が比較的多い世界ですが、父、中村錦之助が結婚相手として選んだのは、一般人の「し乃」さんでした。
芸能人ではないため、あまりプライベートなことは公開されていませんが、夫の中村錦之助が超イケメンであったことに釣り合った非常に美人な人だと伝えられています。
ちなみに中村隼人がイケメンなのは、母親「し乃」さんに似たからだとも言われています。
中村隼人の姉は女優の小川千晴子
中村隼人には、1歳年上の姉がいますが、モデルで女優の小川千春子です。
まずは、下の写真をみてください。
やはりすごく可愛くて美人ですよね。
身長は163cm、体重42kgとまさにモデル体型です。
細すぎるくらいと言えるかもしれませんが、娘さんもいらっしゃいます。
下の写真は、中村隼人と小川千春子の娘さん、つまり叔父さんと姪が一緒に写っている写真です。
でも、さすが、歌舞伎の家に生まれた小川千春子。
特技は、日本舞踊と長唄、三味線ということですからやはり一般人とは違いますね。
小川千春子、今はまだ娘さんが小さいため、あまり芸能活動を積極的に行える状況でもないかもしれませんが、この美貌。
いつかまた、写真や画面に登場してくれることを期待しましょう。
中村隼人は母親の実家である鹿児島県で生まれた
中村隼人は歌舞伎界の家に生まれたわけですので、公表している出身は東京です。
しかし、実際に生まれた本当の出身地ですが、中村隼人の母親の実家である鹿児島で生まれました。
中村隼人は8歳で歌舞伎デビューを果たし、12歳の頃には家業である歌舞伎役者になることを志すようになったと言われています。
そんな中村隼人でしたが、当時はまだ、声の出し方が棒読みであるとか、演技がうまくないとも言われてもいました。
その評価に対して発奮した中村隼人は役者としての努力を積みあがていったのです。
高校生となった中村隼人は芸能人に対する面倒見の良い堀越学園に入学します。
中村隼人の同級生には、俳優の神木隆之介や野村周平、川島海荷や志田未来がいて楽しい高校生時代も過ごしたようですね。
中村隼人は、神木隆之介と仲が良く今でも連絡を取り合っているとも伝えられています。
下の写真は左が中村隼人、右が神木隆之介です。
そして、2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」の徳川家茂役を演じると周りからは高く評価され、2013年、中村隼人が20歳のときには同じ大河ドラマ「八重の桜」の松平定敬役で本格派の俳優として認められたのです。
本業である歌舞伎界でも精進を重ね、中村隼人は10代の頃は女形も見事に演じられるようになっていました。
とは言ってもやはり歌舞伎を見に行くというのは一般の人にとっては敷居の高いものであることは間違いありません。
歌舞伎界でも、歌舞伎が一般の人に少しでも近い存在になるようにと、1980年代半ばから3代目、市川猿之助が中心となり伝統的な技法を使いながらも最新鋭の舞台機構や照明などを使い現代的な演劇も作っていこうという動きが広まっていきました。
いわゆる「スーパー歌舞伎」です。
大ヒットとなったスーパー歌舞伎の演目「ワンピース」にも中村隼人は出演しています。
中村隼人が演じているのは、「麦わらの一味の料理人・サンジ」と「革命軍のイナズマ」役です。
どんな年齢層の人にも好かれる中村隼人が、本業の伝統的な歌舞伎だけに留まらず、スーパー歌舞伎、あるいはドラマにおいても益々活躍の幅を伸ばしていくのは間違いのないことでしょう。
まとめ
- 中村隼人の親戚や先祖はスゴイ面々
- 中村隼人の父は歌舞伎俳優、母は一般人、姉と妹がいる
- 中村隼人は東京都出身だが生まれは鹿児島県
- 伝統歌舞伎に限らずドラマやスーパー歌舞伎でも活躍
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