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元フィギュアスケート選手の鈴木明子の実家は『和乃家』という料理店を営んでいるのですが、実は『和乃家』は地元ではとても有名な老舗の割烹料理屋なのです。
両親から全力のサポートを受け、現役時代には何不自由なく活躍していたように思われがちですが、実は母親との関係に悩み摂食障害を発症し、病気と闘いながら歩んだ競技人生だったことがのちに公表されています。
今回は、鈴木明子の実家『和乃家』をご紹介しながら、摂食障害や母親との関係などについて紹介していきます。
鈴木明子の実家『和乃家』をご紹介
鈴木明子の実家は『和乃家』(かずのや)という割烹料理店を営んでいるのですが、1店舗だけではなく、なんと2店舗も経営されています。
父親が経営する本店
現在豊橋市に2店舗あるのですが、本店は父親の鈴木和則さんが店主を務めていて、昭和51年6月に開店していますので、かなり老舗のお店です。
新鮮な魚介類を提供しており、お客様の希望で和食だけでなく洋食も用意できるそうです。
所在地:愛知県豊橋市花田町字小松148番地の3
電話番号:0532-32-3105
店主:鈴木和則(昭和21年11月生)
店内には鈴木明子の現役時代の写真がぎっしりと飾ってあり、さすがは元オリンピック選手の実家という感じです。
母親が経営する西駅店
豊橋駅西口(通称:西駅)にもう1店舗あるのですが、こちらは母親のケイ子さんが店主を務めています。
所在地:愛知県豊橋市花田一番町189
電話番号:090-8864-8559
店主:鈴木ケイ子
実家が自営業で飲食店をやられている著名人は意外と多いですが、2店舗もやっている人は少ないですよね。
フィギュアスケートはお金がかかりますので、夫婦でサポートされてきたことが分かります。
スピード離婚の元旦那との出会いも『和乃家』
鈴木明子は2017年2月に結婚し、2018年9月にスピード離婚をしているのですが、実は2人の出会いもこの実家の『和乃家』であると言われています。
鈴木明子と元旦那は、共に『豊橋市立花田小学校』に通っていた同級生同士です。
2015年秋頃、鈴木明子が実家の『和乃家』で食事をしていたところ、『和乃家』の常連だった元旦那がたまたま同じタイミングで来店し、小学校卒業以来18年ぶりに運命の再会を果たしました。
元旦那は外資系の企業に勤める一般男性で、ガッチリした体格の男性と発表されていました。
きっかけは、大人になった鈴木明子に元旦那が一目ぼれをしたことと言われています。
元旦那は鈴木明子には専業主婦になって欲しかったようですが、タレント・解説者として仕事に力を入れたかった鈴木明子の考えもあり、夫婦の溝は深くなってしまい、結局スピード離婚となりました。
鈴木明子が苦しんだ摂食障害の過去
鈴木明子は2014年に開催された世界フィギュアスケート選手権で、22年のスケート人生に幕を下ろしました。
この世界選手権で6位に入り、ショートプログラムの得点では自己ベストを更新し、一見すると順風満帆なスケート人生を歩んできたように思えますが、鈴木明子のスケート人生は、病気との闘いでもあったのです。
2013年頃、大学1年生だった鈴木明子は摂食障害という病気を発症し、48kgあった体重は32kgにまで減ってしまったそうです。
写真週刊誌フライデーにて摂食障害の過去を語ったことがあるのですが、本人はこの摂食障害の原因について、見られるスポーツであったため体型を気にしすぎてしまったなど、様々な原因があると語っていましたが、その中でも最も大きな原因として、母親との関係を明かしました。
【以下引用】
母はなんでもできる人なので、私に対しても『できて当然』と思っていたところがあり、それが無言のプレッシャーでした。病気になってからも、母は食べるという当たり前のことができない娘を受け入れることができず、私はそれがとても悲しかった。でもある日、『食べなきゃダメ』という母の言葉が『お豆腐が食べられるなら、お鍋に入れてみようか。食べられるものから食べようね』に変わった。そのときやっと、母にわかってもらえたと思いました」
【引用元:フライデー】
病気により筋肉も落ちてしまい、まさに32kgからの再スタートとも言える鈴木明子ですが、そのやせ細った体とは裏腹に、スケートをあきらめたくないという強い思いと、屈強な精神力を持ち、わずか1年半という短さで競技会へ復帰することが出来ました。
摂食障害を発病した当初は希望も何もない状態でしたが、スケートをまたしたいという思いが小さな光となっていたようで、その光があったからこそ、そこに向けて少しづつ練習を進めることが出来たと話しています。
鈴木明子は摂食障害という病気を経験することで、フィギュアスケートに対する考え方そのものが変わったそうで、試合前に緊張や恐怖心に襲われた時には、「滑れなかったときの怖さを思えば、なんでもない。滑れるだけいいじゃないか」と思えるようになったそうです。
引退試合となった2014年の世界フィギュアスケート選手権では好成績で終えたように思えますが、本人は全く納得していない様子で、ジャンプにミスがあり、フリーも良い形で終えたかったと話しています。
しかし、ラストの演技を終えてファンの支えを感じたそうです。
【以下引用】
「滑り終えたときたくさんの方がスタンディングオベーションしてくださった。それがすごくうれしかったし、これまでずっとファンの皆さんに支えられていたんだなと、あらためて感じました。」
【引用元:フライデー】
引退後はゆっくりするのかと思いきや、プロスケーターとして活動しており忙しい日々を過ごしています。
フィギュアスケートの場合、引退後は指導者という道もありますが、プロスケーターという道を選んだことには理由があって、自身のことを『人に教えるより自分で表現したいタイプ』と分析し、競技では見せることができなかった自由な演技を表現できると考えているようです。
摂食障害という病気を乗り越えて今の鈴木明子選手があると思うのですが、やはり心の中には母親という存在が大きく関わっているようで、母の喜ぶ顔が見たいから頑張ると語っていました。
【以下引用】
「やっぱり私は滑ることが大好きで、なので、できるだけ長く滑り続けていたいですね。結婚ですか? いつになるかな? でも母の喜ぶ顔が見たいので、希望を持ってがんばります!」
【引用元:フライデー】
当時は、まだ結婚前のインタビューだったため結婚にも言及しておりますが、この時は離婚までするとは全く想像にしていないでしょう。
鈴木明子プロフィール
生年月日:1985年3月28日
出身地:愛知県豊橋市
身長:160cm
体重:47kg
趣味:読書・ヨガ
特技:書道・料理
最高成績:2013年全日本選手権優勝
所属クラブ:邦和スポーツランド
まとめ
- 実家は割烹『和乃家』
- 摂食障害の原因は母親との過去
- 鈴木明子は母親が大好き